Kiri's diary

きりねこNote

数学関連のことについてよく書きます

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

複素解析をざっとまとめるー21(第4章の章末問題)

目次 章末問題 章末問題 (1)曲線\(C\)を含む領域において\(f(z)\)は連続であり, \(C\)上で\(|f(z)|\le M\)とします. 曲線\(C\)の長さを\(l\)とすれば, 次の不等式が成立することを証明してください.\begin{align}\left| \int_{C}f(z)dz \right| \le \int_{C}…

第10回 関数解析ゼミ(2018年7月1日)

シグマの構成(|u(x)| le N)をみたす全ての(uin L^{1}(mathbb{R}^{n}))と(orall arepsilon > 0)に対し, egin{align}exists,vin C_{0}(mathbb{R}^{n})quad { m s.t.}quad onumber \|u-v|_{L^{1}} < arepsilon quad mbox{かつ}quad |v(x)|le N onumber end{alig…

第9回 関数解析ゼミ(2018年6月27日)

2.5の証明の前に必要となるLecesgue積分の性質をいくつか. Lebesgue積分のゼミではないので, Lebesgue積分論について基本から段階的に解説していくことはしない. 数学的性質ないしは主張を列挙するに留める. 1. 零集合(mu)をLebesgue測度とする. (Esubset ma…

第8回 関数解析ゼミ(2018年6月20日)

関数の台とする. \begin{align}K_{u} = \{x\in \Omega\, | \, u(x)\neq 0\} \nonumber \end{align}のにおける閉包をの台(support)といい, と表す. でがのコンパクト集合であるもの全体をと表す. 2.3 をの可測集合とし, とする. 上の可積分関数全体の集合をと…